春はジャガイモの季節ですよ

体験農園

寒かった冬が終わり菜の花が咲く季節になると一気に畑の作業が忙しくなります。まず3月初めにジャガイモの植え付けが始まります。カレーやフライドポテトにと子供にも大人気の野菜です。また収穫も楽しく大変魅力的な作物です。ジャガイモは霜が降りなくなった3月初めに植え、気温が上がりすぎる前の6月中頃に収穫となります。たくさんのジャガイモを収穫するにはいくつかポイントがあるのでそのあたりを説明していきますね!

植える前のジャガイモの準備編

ジャガイモは栽培気温が狭く寒い時期に植えると芽が霜にやられます。また収穫が遅く30℃を超えると葉が枯れてきます。栽培期間が短い中たくさん収穫するには植える前にジャガイモの芽を出しておくと早く成長します。2月頃よりホームセンターなどで種芋が売られています。まず種芋を2週間から3週間日光に当てます。ポイントとしては風通しの良いところでナイロン等に入れずに日光に当てて下さい。たまにはひっくり返してまんべんなく日光浴させます。雨に濡れないように窓際がおすすめです。しばらくするとジャガイモの芽が出てきます。そして芽が丈夫にになってきます。3㎜から5㎜ほど芽がでてきたら芽出しは完成です。

さあ植え付けの前にもうひと手間あります。ジャガイモは一つそのまま植えることもできますが大きな種ジャガイモであれば半分に切って植えることができます。切ったジャガイモが50gほどあれば一つで植えても半分で植えても収量は同じです。だったらカットして二倍採りたいですよね。植え付けの5日ほど前に半分に切ります。切り方は芽の数が同じくらいになるようにします。切ったあとは必ず新聞紙などで覆い陰干しします。日光に当てるとしぼんでしまうので要注意です!5日もすると切り口がコルク状に渇き雑菌が入らなくなります。

いよいよ植え付けです。株間は30㎝、深さは色々ありますが5㎝くらいがおすすめ。また種芋の植える向きも逆さ植えなどいろいろあります。今回は芽かきの手間が省ける逆さ植えにしました。そのあたりも少し説明しますね。ジャガイモを植えると芽が5本ほど出てきます。問題ありませんが5本以上芽が出ると小さなジャガイモがたくさんできます。それなりの大きさのジャガイモを収穫する為に芽が3本になるように芽かきをします。その芽かきの手間を省くために切ったジャガイモの芽を下にして逆さに植えます。逆さにすると弱い芽が出ずちょうど3本ほど芽が出てくるので大変おすすめです。

これが逆さ植えの向きですよー

さあしっかりジャガイモを植えたらマルチを貼りましょう。マルチを貼ることで地温が上がり収量が増えます。雑草の手間も省けるので一石二鳥ですね。

あれ、マルチを貼ったらジャガイモの芽が出ないのでは?と心配のあなた大丈夫です。植え付けから2週間も経つと芽がビニールを押し上げてくるのでビニールを破って芽を出してあげましょう。

あとは収穫まで見守るだけです。こんな感じにどんどん葉が元気になってくるとうれしいですね。

6月中頃にいよいよ収穫です。ジャガイモは根ではなく茎が肥大したものなので種イモより上にできます。つまり収穫も意外とカンタンなんですね。みんなでジャガイモ収穫しましょう!

コメント